本気で離婚をお考えの方へ
離婚の基礎知識
まずは誰かに相談してみましょう
「友人や家族」
友人の場合、その友人の状況によってアドバイスが異なりますが、多くの場合離婚を勧められます。両親に相談すると、世間体もあるので我慢をする事を勧められる事が多くあります。「弁護士」
法的な知識によって現実的な判断とアドバイスをもらえる場合が多いです。しかし弁護士さんによってはあしらわれる事があるようです。「探偵」
離婚を切り出す・切り出される場合、それなりの理由がある場合があります。おかしいなとお思いの方はぜひ相談してみてください。
生活費は大丈夫?
離婚後にしっかりと自立して生活が送れるように準備しましょう。また、特にお金の面において配偶者と取り決めがしっかりと守られるように「公正証書」という法的効力のある書類で約束する事が安心です。(公正証書は公証役場で作成できます)
お金や子供について
離婚時に一番気になるのがお金や子供の事。慰謝料、財産分与、親権、養育費、年金分割など口約束ではなく、公正証書などで約束してから離婚する事をおすすめします。
離婚の種類
協議離婚 | 夫婦の話し合いによって離婚を決める事で、一番多い方法です。 だからこそ約束事をしっかりと決める事が大切です。 |
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調停離婚 | 夫婦間の話し合いで決着がつかない場合に、家庭裁判所で夫婦の間に第三者が入って話し合いを手伝い、夫婦が条件に納得すれば離婚が成立します。 また、調停では生活費や親権、夫婦間のやり直しの話し合いも行う事ができます。 |
裁判離婚 | 調停でも話し合いが決まらない場合、裁判となります。 |
離婚する理由は?
不貞行為
浮気について、性的な関係がある事を証明できる場合。(メールや手紙、二人でいる時の写真等証拠にならない場合もありますので、調査が必要です)悪意の遺棄
家を出て生活をしたり、生活費を入れない、理由なく働かないなど夫婦生活が困難になった場合。3年以上の生死不明
3年以上、生きているかどうかの確認が出来ず、連絡がつかない場合回復の見込みの無い重度の精神病
治療を続けてみたが回復が見込めないなどの場合婚姻を継続しがたい重要な事由
夫婦関係が破綻して、夫婦を継続できない場合「性格の不一致」「言葉や肉体的な暴力」「浪費がひどい」「性生活の問題」「犯罪者になった」「親族とうまくいかない」「宗教活動の問題」など
離婚とお金について
慰謝料
慰謝料ははっきりと法的に金額が決まっている訳ではありません。主に夫婦の婚姻期間や収入、不貞行為などによって総合的に判断する事が多いです。
(慰謝料は主に次の用件で決まります)
「浮気や暴力」「精神的な苦痛の重さ」「子供の事」「職業、収入、財産」「婚姻期間」
●慰謝料が増える場合
・婚姻期間が長い・浮気の証拠がある
・精神的な苦痛が大きい
●慰謝料が減る場合
・結婚して1年未満など婚姻生活が短い・浮気の決定的な証拠が無い
・自分にも過失がある
財産分与
財産分与とは、結婚してから夫婦で作った財産を分ける事●財産分与の対象となるもの
「現金、預貯金」「株、生命保険」「退職金」「年金」「不動産・車」「家具や家電製品」「ローン」(マイナスの財産も分ける事になります)●対象にならない財産
「結婚前の財産」「相続、贈与された財産」その他の必要なお金
引越し費用・・現在の家から引っ越す際の費用離婚手続き時の移動費・・調停、裁判など
浮気調査・・88,000円〜
弁護士費用(裁判時)・・22万〜
親権・子どもについて
親権について
親権は離婚時にお金の問題以上にもめる事が多いです。子供を引き取りたいという場合、12歳くらいを目安に小学生までであれば母親が親権者になる事がほとんどです。中学生くらいになると子供の意見が尊重されやすくなります。しかし、別居をしていて父親と小さい子供が、父親の実家などで生活している場合などは、父親が親権をとれる場合があります。養育費
養育費は話し合いで決める事もできます。(その際は金額、支払い期間、支払い方法を含めて公正証書にしておくと、支払われない場合の強制力となります。)話し合いで決まらない場合は、調停や裁判で「教育費算定表」(収入、子供の人数で標準の金額が分かる表)を元に金額が決まります。